オンラインサロンやBtoB向けプラットフォームを運営していると、次のような悩みに直面することがよくあります。
- 会員数は増えているのに、アクションが少ない
- 離脱が多く、継続率が伸び悩んでいる
- 改善したいが、どの数字を見れば良いか分からない
こうした課題を解決するカギは、「KPI設計」と「可視化」にあります。
今回は、プラットフォームにおけるKPI設計の基本と、継続率・アクティブ率など“効く数字”の見える化について解説します。
✅ なぜKPI設計が必要なのか?
KPI(Key Performance Indicator=重要業績評価指標)は、
プラットフォームの成否を数値で把握するための“コンパス”です。
「ユーザー数が多い = 成功」とは限らず、
本当に見るべきは「定着」「活性化」「継続」「推奨」などの行動指標です。
🔑 見るべきKPI:5つの指標例
① アクティブ率(ログイン・投稿・アクション率)
- 期間内にログインしたユーザー数 ÷ 総ユーザー数
- 投稿数、コメント数、いいね数 なども合わせて可視化
→ “活動しているユーザーがどれだけいるか”が見える
② 継続率・解約率
- 月ごとの登録者 vs 解約者の推移
- 平均継続月数/初月離脱率 なども指標に
→ 継続課金型モデルの生命線
③ 新規ユーザーの定着率
- 初回ログインから3日以内に再訪した割合
- 7日以内に何かしらのアクションをした割合
→ 「入り口」でつまずいていないかが分かる
④ NPS(ネットプロモータースコア)や満足度アンケート
- 「このサービスを他人に勧めたいですか?」のスコア
- 定期的なアンケートとの併用で改善指標に
→ “体験価値”の定量化が可能
⑤ セグメント別の行動スコア(E×B分析)
- ロイヤルユーザー vs 離反ユーザーの行動の違い
- EC購入履歴とアクティブ度を掛け合わせて判定
→ 分析軸を組み合わせて「優良ユーザーの行動パターン」が見える
📊 ダッシュボードで「見える化」する重要性
これらのKPIは、ダッシュボード(Z機能)で一元的に把握できることで初めて“活かせるデータ”になります。
たとえば:
- 月別アクティブ率をグラフで比較
- 会員ランクごとの継続率の推移
- イベント参加率と満足度スコアの相関
数字を“意味あるストーリー”として見る仕組みが、改善を後押しします。
🧩 Build Platformが提供するKPI設計
ビルドプラットフォーム合同会社では、以下のような視点でKPI設計+可視化をご支援します:
- 要件定義段階から事業ゴールに基づいた指標を定義
- ダッシュボード設計(Z)にてUIと連動したデータの可視化
- ユーザーセグメント(E)× アクティブ度(B)による行動層マッピング
単なる「見た目の分析」ではなく、「意思決定のための分析環境」を重視しています。
まとめ
プラットフォーム運営を“感覚”から“科学”へ。
KPIを定義し、継続率やアクティブ率を可視化することは、
事業の持続性と成長性に直結する最重要ポイントです。
数字が見えることで、打ち手が見えます。
「何を指標にすればよいか分からない」「分析ダッシュボードが欲しい」そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。