プラットフォームに必要なKPIとは?

継続率・アクティブ率の見える化

どれだけ素晴らしいプラットフォームを構築しても、使われなければ意味がありません。
だからこそ、「今どのくらい使われているのか」「どの層が離脱しているのか」といった指標=KPIの設定とモニタリングが欠かせません。

この記事では、継続率・アクティブ率を中心とした、プラットフォームにおけるKPIの考え方と見える化手法について解説します。


1. なぜKPIが必要なのか?

KPI(重要業績評価指標)は、プラットフォームの運営状況を「感覚」ではなく「事実(データ)」として把握するための基準です。

KPIがあれば…

  • どの層がよく使っているか/離脱しているかが明確に
  • 機能追加やキャンペーンの効果が検証できる
  • 事業としての成長率やLTV(顧客生涯価値)を見積もれる

つまり、「改善」と「成長」を数値で判断できるようになります。


2. 見るべき代表的なKPI

継続率(リテンション率)

「登録してから○ヶ月後にも使っているか」を示す指標。
例:月初に100人いた会員のうち、翌月も在籍していたのが80人なら、継続率は80%。

アクティブ率

「実際に利用しているユーザーの割合」。
例:ログイン・投稿・閲覧など、一定の行動をした人を“アクティブ”と定義。

離脱率(チャーンレート)

一定期間内に解約したユーザーの割合。サブスクリプション型サービスでは特に重要。

LTV(顧客生涯価値)

1ユーザーが一生涯でいくら課金するかの推定値。
=「平均課金額 × 平均継続期間」


3. 「数値の見える化」が運営を変える

KPIは“ただ測るだけ”では意味がありません。見える化して、運営の意思決定に活かすことが必要です。

ビルドプラットフォーム合同会社が提供するシステムでは、

  • ダッシュボード形式でKPIを自動集計・可視化
  • 任意の期間比較、層別分析、ヒートマップ表示にも対応
  • CSV出力やGoogleスプレッドシート連携も可能

といった分析機能を備えており、リアルタイムで課題を特定できます。


4. 「改善」につながるアクション設計

KPIを見て終わりではなく、次の施策へつなげる設計が重要です。

例:

  • 継続率が低い → 「30日間チャレンジ」など習慣化イベントを設計
  • アクティブ率が低い → プッシュ通知・リマインダー機能を強化
  • LTVが低い → 上位プランのメリットを可視化し、アップセル導線を設計

まとめ

KPIは、プラットフォーム運営における「羅針盤」です。
継続率、アクティブ率、LTVなどを把握し、改善につなげていくことで、ユーザーに選ばれるプラットフォームに成長していきます。

ビルドプラットフォーム合同会社では、KPI設計からシステム構築・分析機能実装までワンストップで対応可能です。
数値に基づく運営を始めたい方は、ぜひご相談ください。

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