プラットフォーム開発で失敗しないための要件定義テンプレート付きガイド

「プラットフォーム開発をしたいが、何を準備すればいいか分からない」
「開発会社に依頼したのに、イメージと違うものが出来上がった」

このようなトラブルの多くは、“要件定義”の不備が原因です。
本記事では、プラットフォーム開発における要件定義の考え方と、実務で使えるテンプレートをご紹介します。


✅ 要件定義とは?

要件定義とは、「どんな仕組みを、何のために、誰のために作るか」を明文化する工程です。
開発者にとっては設計図であり、クライアントにとっては“納品物の保証”とも言える重要なフェーズです。


🔍 なぜ要件定義で失敗が起きるのか?

  • 目的や対象ユーザーが曖昧なまま開発が進んでしまう
  • 要望が“箇条書き”で終わっており、優先順位が不明
  • 画面・機能の言語化がされておらず、誤解が生じやすい
  • 担当者間での認識ズレが後半に判明し、大幅な修正が発生

🧩 要件定義で整理すべき7つの基本項目

項目内容の例
1. サービスの目的どんな価値を提供したいか/誰の課題を解決するか
2. ユーザーの種類管理者・会員・ゲストなど、階層や役割ごとに分類
3. 主な機能会員登録、投稿、コメント、通知、ポイント管理など
4. デザイン要望カラー、レイアウト、他社参考サイトのイメージ
5. デバイス対応PC/スマホ/タブレット/アプリかWebか など
6. 分析・計測アクティブ率、継続率、ダッシュボードの必要有無
7. 拡張・連携EC、LINE、メルマガ、外部APIなどとの連携希望

📄 無料テンプレートの概要(ビルドプラットフォーム式)

以下のようなシート形式で要件を整理すると、開発会社とのやり取りがスムーズになります。

  • 要件一覧シート(機能・画面・役割別)
  • ユーザー構成図(親/子/孫などの階層)
  • サイトマップ(画面構成と遷移)
  • 参考UI/UXリンク集(Figmaや画像もOK)
  • 優先順位マーク(MUST/WANT/OPTION)

→ ご希望の方には ビルドプラットフォーム版テンプレート(Googleスプレッドシート形式) をお渡しできます。


💡 実際にあった改善例

あるオンラインサロン運営者は、
「マイページ」と一言で依頼していましたが、実際は:

  • お知らせ表示
  • ポイント残高
  • イベント参加履歴
  • ユーザー編集
  • 過去のコンテンツ一覧

…などが含まれており、画面レベルでの設計が必要でした。
要件定義を整理し直したことで、開発期間が2週間短縮されました。


✅ ビルドプラットフォームが提供するサポート

  • 初回ヒアリング時に要件整理の壁打ち支援を実施
  • クライアントに合わせたテンプレート提供とサンプル提示
  • 要件定義書を開発者視点で翻訳し、成果物保証の土台として活用

まとめ

「何を作るか」は、開発フェーズではなく要件定義時点で8割が決まるとも言われます。
だからこそ、プラットフォーム開発で失敗しないためには、要件定義が“すべてのはじまり”です。

ビルドプラットフォームでは、構想段階から丁寧に寄り添い、要件定義〜設計〜開発まで一気通貫で対応可能です。
テンプレートやサンプルが欲しい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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